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title: Salesforce と Data Cloud の用語を理解する
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description: Understand Salesforce and Data 360 terms for Tableau Next.
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# Salesforce と Data Cloud の用語を理解する

> [!WARNING]
> 
> 2025 年 10 月 14 日以降、「Data Cloud」は「Data 360」というブランド名に変わりました。この変更の途上では、アプリケーションやドキュメントに「Data Cloud」と表示されることがあります。名前は新しいですが、機能と内容は変更されていません。

[Tableau Next と Tableau](https://help.tableau.com/current/online/ja-jp/tableau_next_tableau_product_overview.htm) の統合がさらに強化されるにつれ、データがどこに保存されていても、好きな場所で分析できる機能が追加されています。これは、Tableau と Data 360 の用語と考え方に触れる機会がさらに増えているということです。一つのエコシステムに慣れ親しんでいるユーザーにとっては、もう一方のエコシステムは分かりにくかったり、異質なものに感じられたりするかもしれませんが、結局はすべてデータの話です。

このトピックは、どのシステムに慣れているか、どのシステムで作業しているかに関わらず、利用者の方向付けを支援することを目的としています。

## データに関する重要な用語と概念

データを表現するための言葉はたくさんあります。最も一般的な意味で、**データ セット**は扱っているデータの集まりです。

- **データベース** は、Amazon Redshift、Firebird、Google スプレッドシート、Oracle など、実際にデータを保持しているテクノロジー プラットフォームです。
- データは、多くの場合、データの**テーブル**として保存されています。データベースには、複数のテーブルやビューが存在する場合があります。Excel や Google スプレッドシートでは、各シートのタブが 1 つのテーブルです。csv ファイルでは、ファイル全体がテーブルです。
- 必要なデータが複数のテーブルに分散している場合は、それらをある**データ モデル**でつなぎ合わせる必要があります。データ モデルは、テーブルが相互に接続する方法 (データ オブジェクトとそれらの関係) を抽象的に表現したものです。

## Salesforce のデータ

Data 360 では、データはさまざまな概念に分類されます。

<table class="table--plain" style="width: 100%;">
                    <colgroup><col style="width: 25%;">
                    <col style="width: 50%;">
                    </colgroup><thead>
                        <tr>
                            <th>データ型</th>
                            <th>説明</th>
                        </tr>
                    </thead>
                    <tbody>
                        <tr>
                            <td><strong><a href="https://help.salesforce.com/s/articleView?id=data.c360_a_data_streams.htm&amp;type=5" target="_blank">データ ストリーム</a></strong>
                            </td>
                            <td>
                                <p>元のソース (S3、Amazon、Google BigQuery など) などの接続情報。どのフィールドを取り込むか、どのフィールドがプライマリ キーか、どのような頻度でデータを更新するかなど。</p>
                            </td>
                        </tr>
                        <tr>
                            <td><strong><a href="https://help.salesforce.com/s/articleView?id=data.c360_a_data_lake_objects.htm&amp;type=5" target="_blank">データ レイク オブジェクト (DLO)</a></strong>
                            </td>
                            <td>
                                <p>Data 360 に取り込まれたデータ、または Snowflake などの外部システムから参照されたデータは、DLO に保存されます。DLO に保管されたデータは、クレンジングされ、変換され、計算と分析のために準備されています。</p>
                                <p>データの各テーブルは、独自の DLO です。</p>
                            </td>
                        </tr>
                        <tr>
                            <td><strong><a href="https://help.salesforce.com/s/articleView?id=data.c360_a_data_model_objects.htm&amp;type=5" target="_blank">データ モデル オブジェクト (DMO)</a></strong>
                            </td>
                            <td>
                                <p>1 つまたは複数のデータ レイク オブジェクトに格納されたデータの構造とスキーマを記述する Data 360 オブジェクト。DMO は 1 つのデータ テーブルですが、1 つまたは複数の DLO から派生したものです。DMO は DLO のデータを受け取り、信頼性の高い書式にマッピングします。DMO には、ID 解決ルールセットとその他のテンプレート化された書式設定が適用されます。標準 DMO とカスタム DMO があります。</p>
                                <p>DLO から DMO への<a href="https://help.salesforce.com/s/articleView?id=data.c360_a_data_mapping.htm&amp;type=5" target="_blank">データ マッピング</a>と、多くの DMO のテンプレート化された性質は、Data 360 が持つ調和の力です。</p>
                            </td>
                        </tr>
                        <tr>
                            <td><strong><a href="https://help.salesforce.com/s/articleView?id=data.c360_a_calculated_insights.htm&amp;type=5" target="_blank">計算済みインサイト オブジェクト (CIO)</a></strong>
                            </td>
                            <td>計算済みインサイトを処理した後に作成されるデータ モデル オブジェクト。計算済みインサイトを使用すると、Data 360 データのメジャーとディメンションを使用してキューブ型のメトリクスを構築できます。Data 360 で既存の CIO に接続し、ワークスペースにデータ アセットとして追加できます。</td>
                        </tr>
                        <tr>
                            <td><strong>コンマ区切り値 (CSV)</strong>
                            </td>
                            <td>
                                <p>テーブルのような形式でデータを格納するテキスト ファイル。CSV ファイルは、アプリケーションやプログラムの間でデータを移動するために一般的に使用されています。</p>
                                <p><i><span class="mc-variable Variables.TableauNext variable">Tableau Next</span> の場合</i>: CSV ファイルを <span class="mc-variable Variables.TableauNext variable">Tableau Next</span> ワークスペースに取り込み、そのデータを DLO として Data 360 にアップロードして保存することができます。</p>
                            </td>
                        </tr>
                    </tbody>
                </table>

### Tableau 利用者のための Salesforce データ オブジェクトについての補足

データ ストリームは、接続情報です。

DLO は、データ ストリームからダンプした生のデータです。各 DLO は、1 つのテーブルです。

Tableau には、直接 DMOに相当するものはありません。DMO は複数の DLO からマッピングでき (データベース内の「ビュー」に似ています)、各 DMO は 1 つのテーブルです。

Tableau には、CIO に相当するものはありません。計算は、他と同様、データソースの単なるフィールドです。

## Tableau のデータ

Tableau の[データ ソース](https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/publish_datasources_about.htm)は、データベース接続情報、データ モデル、データへのアクセス方法 (認証資格情報など) や更新方法に関する情報、セマンティック情報、さらに場合によってはデータ自体で構成されます。データ ソースを作成および編集するための 2 つの主要な UI 要素は、\[データ ソース\] タブと \[データ\] ペインです。

**データ ソース タブ:** \[データ ソース\] タブでは、参照元のデータベースまたはファイルへのデータ接続を確立し、[関係、結合、ユニオン](https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/datasource_plan.htm#methods-of-combining-data)を使用して 1 つまたは複数のデータベースのテーブルを 1 つのデータ ソースに結合してデータ モデルを構築します。データが元のデータベースに残っている場合、それはライブ接続になります。データのコピーを Tableau 自体に抽出として取り込んで、必要に応じて更新することもできます。

**データ ペイン:** \[データ\] ペインでは、意味的な情報を取得します。それらの情報には、フィールド名、メンバーのエイリアス、階層、グループ、セット、計算、既定の集計と色、フィールドの説明などがあります。

**データ ソース**: \[データ ソース\] タブと \[データ\] ペインで行った変更を合わせて、_データ ソース_が形成されます。データ ソースは、パブリッシュされたアセットやファイル、または作成元のワークブック内に含めることができます。

- パブリッシュされたデータ ソース (PDS) は、Tableau Cloud または Tableau Server 上にあるスタンドアロンのアセットです。
- ローカルでは、ファイルベースのバージョンの Tableau データ ソースを持つこともできます。
    - `.tds` は Tableau データ ソースのファイル拡張子であり、データ以外の情報 (接続とセマンティクスのみ) を含みます。
    - `.tdsx` はパッケージ化された Tableau データ ソースのファイル拡張子であり、データ以外の情報だけでなくデータ自体も含みます。
    - `.hyper` は、抽出のファイル拡張子であり (以前は `.tde`)、データのコピー (データ自体) を含みます。

**注**: パブリッシュされたデータ ソースは、Tableau でセマンティック レイヤーまたはセマンティック モデルに最も近いものです。

### Salesforce 利用者のための Tableau データについての補足

Tableau は、ローカルかクラウドベースかを問わず、さまざまなデータベースやテクノロジーからのデータを扱います。データは、Salesforce クラウドからすべての必要なデータ オブジェクトとともに取得されるものではないため、データのモデル化とフォーマットの方法には多くの柔軟性があり、テンプレート化されたデータ書式という現実的な概念はありません。

標準化モデルとセマンティック モデルは、ほとんどの場合、パブリッシュされたデータ ソース (PDS) で取り込まれます。

![](/tableau/next/ja-jp/tableau-next/ja-jp/Img/tab_next_data_flow_500x708.png)

## データ セマンティクスの要点

- **データ**とは、生の事実 (数字、観察結果、測定値) です。
- **情報**とは、そのデータを解釈したもの、またはそのデータを処理して理解することで得られる知識のことです。
- **セマンティクス**とは、基になるデータとそこから得られる情報の間にある踏み石です。

この用語は、言語学におけるセマンティクス (意味論) とシンタックス (構文論) の概念に由来しています。シンタックスはそれをどう言うかであり、セマンティクスはそれが何を意味するか、というものです。この_「セマンティクスとはそれが意味するもの」_という考え方は、データのコンテキストでのセマンティクスにも引き継がれています。セマンティクスには、データ モデルにおけるテーブルの組み合わせ方、データのフィールドや列に関する情報、それらの相互作用のしかた、既定の集計などの追加情報、生データの上で実行する計算などが含まれます。

データセットに必要な情報がすべて含まれていても、[そのデータセットから意味を引き出す方法がわかなければ役に立ちません](https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/find_good_datasets.htm#4-a-good-data-set-has-metadata-or-a-data-dictionary)。役に立つにはセマンティクスが必要です。

ビジネスのユース ケースでは、セマンティクスの詳細を切り離すことはできません。セマンティクスとは、データやそのビジネス上の意味を記述することです。セマンティクスは、カテゴリに分類できます。カテゴリには、データ モデル、フィールドのメタデータと説明、デフォルトの集計、階層構造とグループとセット、計算などがあります。

いくつか例を挙げます。

- **データ モデル**
    - データのテーブルを相互につなぎ合わせる方法。4 つの四半期の売上テーブルをユニオンする必要がありますか? 医師のテーブルは患者のテーブルに直接関連付ける必要がありますか、それとも両方を予約テーブルに関連付ける必要がありますか?
- **フィールドのメタデータ** (フィールド名、データ型、メンバーの別名)
    - 「_名前_」は、取引先の企業名ですか、それとも担当者名ですか?
    - _「割引」_は、割引が適用されるかどうかを示すブール型フィールドですか、割引のタイプを示す文字列フィールドですか、それとも割引額を示す不連続メジャーですか?
- **フィールドの説明**
    - たとえば、次のようなコメントです。「このデータセットの _APR_ は、Annual Percent Return ではなく、Adjusted Pitching Runs であり、`APR = L * IP - R / pf(P)` として計算します。ここで、L: リーグで投球されたイニングあたりの平均ラン数、IP: 投球イニング数、R: 失点数、pf(P): プレーヤーのホームパーク P のパーク ファクター。」
- **既定の集計**
    - リストは、COUNT (すべてのインスタンスを数え上げる) で集計しますか、それとも COUNTD (一意の値のみを数え上げる) で集計しますか?
    - メジャーの既定の集計は SUM ですか、それとも AVG ですか?
- **階層、セット、グループ**
    - 大学の学部を集めたものでは、工学部が独立した学部であり、歴史学、文学、哲学、政治学の学部で教養学部を構成する場合があります。
- **計算**
    - データに元からに存在するフィールドですが、操作したり組み合わせたりする必要のあるフィールドから導き出したフィールドです。たとえば、古くなった対応案件を、スタンダード アカウントでは 10 日間開いているが、プレミアム アカウントでは 2 日間しか開かないと定義することです。

## Tableau におけるセマンティクスと Tableau セマンティクス

再利用できるセマンティック レイヤーがなければ、データ モデル、セマンティック定義、計算フィールドは 1 回限りのものとして何度も作成され、非効率さが生まれ、エラーやずれが発生する可能性があります。

### Tableau におけるセマンティクス

Tableau 利用者にとって、セマンティクスは目新しいものではありません。単に、データ ソース、特にパブリッシュされたデータ ソース (PDS) の一部でした。パブリッシュされたデータ ソースでは、データのセマンティック定義を制御します。

[ビジュアル分析のサイクル](https://help.tableau.com/current/blueprint/ja-jp/bp_cycle_of_visual_analysis.htm)という Tableau の理念により、セマンティクスはこれまで明確なレイヤーとして抽象化されていませんでした。作成環境は、データ モデル (\[データ ソース\] タブ) とセマンティクス (\[データ\] ペイン) を同時に開発する場所です。

### Tableau セマンティクス

[Tableau セマンティクス](https://help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.semantics.htm&type=5)は、セマンティクスを分析とは異なるレイヤーに分離するアプローチを採用しているため、セマンティック モデルを一度構築すると、さまざまな分析や製品で使用できます。Tableau セマンティクは、データと分析の間のステップとして、Data 360 および Tableau Next の環境に組み込まれています。セマンティック レイヤーの単位は_セマンティック モデル_です。セマンティック モデルには、データに関するデータ モデルとセマンティック定義の両方が含まれています。Tableau セマンティクスでは、セマンティック モデル ビルダーは、セマンティック モデルを作成するための UI です。これらのセマンティック モデルは、Data 360 またはTableau Nextで構築できます。

## 相互運用性

Tableau 用 [Tableau セマンティック コネクター](https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/examples_tableau_semantics.htm)を使用すると、Tableau Next のセマンティック モデルを使用して Tableau で分析を行うことができます。または、[パブリッシュされたデータ ソース (PDS) からセマンティック モデルを作成する](https://help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.c360_a_sl_data_models_create_from_pds.htm&type=5)ことで、Tableau のデータ ソースを使用して Tableau Next で分析を行うことができます。