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title: 認証と認可
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description: Blueprint overview of Tableau authentication, identity store, and authorization for enterprise security.
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# 認証と認可

> [!TIP]
> 
> このコンテンツは、Tableau Blueprint の一部です。Tableau Blueprint は、組織がデータの活用方法を拡大および改善して、影響力を強化できるよう支援する成熟したフレームワークです。使用を開始する前に、まず[評価](https://www.tableau.com/en-us/learn/webinars/tableaus-blueprint-self-assessment)を受けてください。

Tableau は総合的な機能と高い統合性で、エンタープライズセキュリティのあらゆる面に対応します。詳しくは、『[Tableau Server プラットフォームセキュリティ](https://www.tableau.com/sites/default/files/whitepapers/682117_enterpriseit_whitepaper_security-v2_ja-jp_0.pdf)』と Tableau Server の「セキュリティ強化チェックリスト」 ([Windows](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/security_harden.htm) | [Linux](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/security_harden.htm))、または「[Tableau Cloud クラウドにおけるセキュリティ](http://www.tableau.com/ja-jp/learn/whitepapers/tableau-online-security-cloud)」をご覧ください。

## アイデンティティ ストア

Tableau Server には、ユーザーとグループの情報を管理するためにアイデンティティストア ([Windows](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/plan_identity_store.htm) | [Linux](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/plan_identity_store.htm)) が必要です。アイデンティティストアには、ローカル (Tableau Server) と外部 (Active Directory か LDAP) の 2 種類があります。Tableau Server をインストールする場合は、ローカルまたは外部のアイデンティティ ストアを構成する必要があります。アイデンティティストアの構成オプションについて詳しくは、「[identityStore エンティティ](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/entity_identity_store.htm)」をご覧ください。

Tableau Server をローカルアイデンティティストアで構成する場合、ユーザーとグループの全情報は Tableau Server リポジトリに格納されて管理されます。ローカル アイデンティティ ストアのシナリオでは、ユーザーおよびグループ用の外部のソースはありません。注: サーバーのインストール後にアイデンティティ ストアを変更するには、完全な[アンインストールと再インストール](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/reconfig_change_auth.htm)が必要です。

外部のストアで Tableau Server を構成する場合は、すべてのユーザー情報およびグループ情報は外部ディレクトリ サービスによって格納され管理されます。Tableau Server は外部アイデンティティストアと同期して、ユーザーとグループのローカルコピーを Tableau Server リポジトリに持つ必要がありますが、ユーザーとグループの全データのマスターソースは外部アイデンティティストアです。ユーザーが Tableau Server にサインインすると、ユーザーの認証資格情報は、ユーザーの認証に責任を負う外部ディレクトリに渡されます ([Windows](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/security_auth.htm) | [Linux](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/security_auth.htm))。このとき Tableau Server は認証を行いませんが、アイデンティティストアに格納された Tableau ユーザー名は、Tableau Server の権限やパーミッションと関連付けられています。認証が検証された後、Tableau Server は Tableau リソースへのユーザー アクセス (認可) を管理します。

## 認証

認証では、ユーザーの ID を検証します。Tableau Server または Tableau Cloud にアクセスする必要がある人はすべて、その目的がサーバーやサイトの管理、コンテンツのパブリッシュ、参照、管理などにかかわらず、Tableau Server のアイデンティティストアでユーザーとして示されるか、Tableau Cloud ユーザーとしてプロビジョニングされる必要があります。認証は Tableau Server または Tableau Cloud で行うか (ローカル認証)、外部プロセスで行うことができます。後者の場合は、外部認証プロトコルの Active Directory や OpenLDAP、SAML、OpenID などを利用するように Tableau Server を構成するか、Google または SAML を利用するように Tableau Cloud を構成する必要があります。

### Tableau Cloud の認証

Tableau Cloud は以下の認証タイプをサポートしています。いずれも \[認証\] ページで設定できます。詳しくは、Tableau Cloud の「[認証](https://help.tableau.com/current/online/ja-jp/security_auth.htm)」をご覧ください。

- **Tableau:** 既定の認証タイプです。すべてのサイトで利用可能で、ユーザーを追加する前にその他の設定手順を実行する必要はありません。Tableau の認証資格情報はユーザー名とパスワードで構成されており、Tableau Cloud に保存されます。ユーザーは Tableau Cloud サインインページで、認証資格情報を直接入力します。
- **Google:** 組織で Google アプリケーションを使用している場合は、Tableau Cloud で Google アカウントを使用できるように設定すると OpenID Connect によるシングル サインオン (SSO) を実現できます。Google 認証を有効にすると、ユーザーは Google サインイン ページに転送され、Google に保存されているユーザーの認証資格情報を入力するように求められます。
- **SAML:** SSO を使用する別の方法には、SAML を経由する方法があります。これを行うには、サードーパーティ アイデンティティ プロバイダー (IdP) を使用し、IdP と信頼できる関係を構築するようサイトを構成します。SAML を有効化すると、ユーザーは IdP のサインインページに誘導され、そこですでに IdP に保存されている SSO の認証資格情報を入力します。

#### Tableau Cloud の多要素認証の要件

サイトに設定する認証タイプに加えて、2022 年 2 月 1 日以降、SSO ID プロバイダー (IdP) を介した多要素認証 (MFA) が Tableau Cloud の必須要件となります。お客様の組織が SSO IdP を直接使用していない場合は、Tableau を MFA 認証で使用して、MFA 要件を満たすことができます。詳しくは、「[多要素認証と Tableau Cloud について](https://help.tableau.com/current/online/ja-jp/security_auth.htm#mfa_requirement)」をご覧ください。

### Tableau Server の認証

下記の表に、どのアイデンティティストアがどの Tableau Server 認証方法に対応しているかを示します。

<table class="table--plain">
                    <thead>
                        <tr>
                            <th>
                                <p>認証方法</p>
                            </th>
                            <th>
                                <p>ローカル認証</p>
                            </th>
                            <th>
                                <p>AD/LDAP</p>
                            </th>
                        </tr>
                    </thead>
                    <tbody>
                        <tr>
                            <td>
                                <p>SAML</p>
                            </td>
                            <td>
                                <p>可</p>
                            </td>
                            <td>
                                <p>可</p>
                            </td>
                        </tr>
                        <tr>
                            <td>
                                <p>Kerberos</p>
                            </td>
                            <td>
                                <p>不可</p>
                            </td>
                            <td>
                                <p>可</p>
                            </td>
                        </tr>
                        <tr>
                            <td>
                                <p>相互 SSL</p>
                            </td>
                            <td>
                                <p>可</p>
                            </td>
                            <td>
                                <p>可</p>
                            </td>
                        </tr>
                        <tr>
                            <td>
                                <p>OpenID</p>
                            </td>
                            <td>
                                <p>可</p>
                            </td>
                            <td>
                                <p>不可</p>
                            </td>
                        </tr>
                        <tr>
                            <td>
                                <p>信頼できる認証</p>
                            </td>
                            <td>
                                <p>可</p>
                            </td>
                            <td>
                                <p>可</p>
                            </td>
                        </tr>
                    </tbody>
                </table>

#### Active Directory と OpenLDAP

このシナリオでは、Tableau Server が Active Directory 内のドメインにインストールされている必要があります。Tableau Server では、Active Directory からアイデンティティ ストアへユーザーとグループ メタデータを同期します。手動でユーザーを追加する必要はありません。ただし、データが同期された後、サイトとサーバー ロールを割り当てる必要があります。これらを個別に割り当てることも、グループ レベルで割り当てることができます。Tableau Server は Active Directory に戻ってデータを同期することはできません。Tableau Server は、リポジトリに格納されているサイトロールのパーミッションデータに従って、コンテンツとサーバーのアクセスを管理します。

組織でユーザー管理に Active Directory をすでに利用している場合は、Tableau セットアップ時に Active Directory 認証を選択してください。たとえば、Active Directory グループを同期することで、グループ内で同期されたユーザーの最低限のサイト ロール Tableau パーミッションを設定できます。特定の Active Directory グループを同期したり、それらすべてを同期できます。詳しくは、「[サーバー上のすべての Active Directory グループの同期](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/groups_globalsync.htm)」をご覧ください。また、複数のドメイン、ドメインの名前付け、NetBIOS、Active Directory ユーザー名の形式が Tableau のユーザー管理に与える影響を理解するには、「[Active Directory 展開におけるユーザー管理](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/users_manage_ad.htm)」をご覧ください。

アイデンティティ ストアとの通信を行う一般的な方法として Tableau Server で LDAP を使用するように構成することもできます。たとえば、OpenLDAP は柔軟なスキーマを備えた LDAP サーバー実装の一種です。Tableau Server は、OpenLDAP サーバーにクエリを実行するように構成することができます。詳しくは、「[アイデンティティストア](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/plan_identity_store.htm#plan)」をご覧ください。このシナリオの場合の認証は、ネイティブの LDAP ソリューションでもシングルサインオンのソリューションでも行えます。以下の図は、Tableau Server での Active Directory/OpenLDAP 認証を示しています。

![ファイアウォールでゾーンを分離したネットワーク セキュリティ モデルを示すネットワーク図。](/tableau/next/ja-jp/blueprint/ja-jp/Img/bp_authentication_authorization.png)

#### SAML

SAML (セキュリティ アサーション マークアップ ランゲージ) は、セキュアな Web ドメインがユーザー認証および認可データを交換できる XML 規格です。Tableau Server と Tableau Cloud は、外部の ID プロバイダー (IdP) を使ってユーザー認証を SAML 2.0 で行うように構成することができます。

Tableau Server と Tableau Cloud は、ブラウザや Tableau Mobile アプリで、サービスプロバイダーが開始した SAML と IdP が開始した SAML の両方をサポートします。Tableau Desktop からの接続の場合、SAML リクエストはサービスプロバイダーが開始したものである必要があります。ユーザー認証資格情報は Tableau Server にも Tableau Cloud にも保存されず、SAML を使うと組織のシングルサインオン環境に Tableau を追加することができます。SAML によるユーザー認証は、Tableau Server や Tableau Cloud のコンテンツ (データソースやワークブックなど) のパーミッションにも認可にも適用されません。また、ワークブックやデータ ソースが接続する参照元データへのアクセスがこれによって制御されることはありません。

Tableau Server については、SAML を Server 全体で使用、または各 Tableau Server サイトで個別に構成できます。これらのオプションの概要を以下に示します。

- サーバー全体の SAML 認証。単一の SAML IdP アプリケーションが、Tableau Server 全ユーザーの認証を処理します。サーバーに "既定" サイトしかない場合は、このオプションを使用します。

さらに、Tableau Server サイト固有の SAML を使う場合は、個々のサイトを構成する前に Tableau Server 全体の SAML を構成する必要があります。Tableau Server サイト固有の SAML を機能させるために Tableau Server 全体の SAML を有効化する必要はありませんが、構成する必要はあります。

- サーバー全体のローカル認証とサイト固有の SAML 認証。マルチサイト環境において、サイト レベルで SAML 認証に対応していないユーザーがローカル認証を使用してサインインできます。

- サーバー全体の SAML 認証とサイト固有の SAML 認証。マルチサイト環境において、サイト レベルで構成された SAML IdP を使用してすべてのユーザーが認証します。複数のサイトに所属するユーザー用に、サーバー全体の既定 SAML IdP を指定します。

詳しくは、「SAML」 ([Windows](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/saml.htm) | [Linux](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/saml.htm)) をご覧ください。以下の図は、Tableau Server での SAML 認証を示しています。

![3 つのネットワーク ゾーンにわたる SAML ワークフローを示す図。](/tableau/next/ja-jp/blueprint/ja-jp/Img/bp_authentication_authorization_1.png)

Tableau Cloud で SAML を構成する場合は、下記の要件を確認してください。

- [アイデンティティプロバイダー (IdP) における Tableau 構成の要件](https://help.tableau.com/current/online/ja-jp/saml_online_requ.htm#idp-reqs)
- [SAML 互換性についての注意事項と要件](https://help.tableau.com/current/online/ja-jp/saml_online_requ.htm#compatibility-notes)
- [Tableau クライアント アプリケーションでの SAML SSO の使用](https://help.tableau.com/current/online/ja-jp/saml_online_requ.htm#saml-sso-tableau-client)
- [認証タイプの変更による Tableau Bridge への影響](https://help.tableau.com/current/online/ja-jp/saml_online_requ.htm#bridge-consequences)
- [XML データの要件](https://help.tableau.com/current/online/ja-jp/saml_online_requ.htm#xml-data-reqs)

注: これらの要件に加え、通常 Tableau 認証用に設定されている Tableau Cloud サイト管理者アカウントを専用にすることをお勧めします。SAML または IdP に問題が発生した場合でも、専用の TableauID アカウントによって Tableau Cloud サイトへのアクセスが常に確保されます。

#### 信頼できるチケット

Tableau Server のビューを Web ページに埋め込む場合、その Web ページにアクセスするユーザーは、全員が Tableau Server のライセンスユーザーである必要があります。ユーザーが Web ページにアクセスする際、ビューの表示前に、Tableau Server にサインインするよう促すメッセージが表示されます。Web ページ上または Web アプリケーション内でユーザーを認証する手段が既にある場合は、このプロンプトを省略し、信頼できる認証を設定することによりユーザーがサインインを 2 回行わずに済むようにできます。

信頼できる認証とは、Tableau Serverと 1 つ以上の Web サーバーとの間で信頼関係が設定されていることを意味します。Tableau Server が信頼できる Web サーバーから要求を受け取ると、Tableau Serverは Web サーバーで必要とされる認証は既に処理されていると見なします。

Web サーバーで SSPI (Security Support Provider Interface) が使用されている場合、信頼できる認証を設定する必要はありません。Tableau Server のライセンスユーザーであり Active Directory のメンバーでもあるユーザーは、埋め込まれたビューにセキュアなアクセスを行うことができます ([Windows](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/trusted_auth.htm) | [Linux](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/trusted_auth.htm))。以下の図は、Tableau Server での信頼できるチケットを示しています。

![さまざまなゾーンを持つネットワーク セキュリティ アーキテクチャの図。](/tableau/next/ja-jp/blueprint/ja-jp/Img/bp_authentication_authorization_2.png)

#### 相互 SSL

相互 SSL を使用すると、Tableau Desktop ユーザーと承認済みの他の Tableau クライアントが、Tableau Server にセキュアな直接アクセスを行えるようにすることが可能です。相互 SSL では、有効な SSL 証明書を持つクライアントが Tableau Server に接続するときに、Tableau Server でクライアント証明書の存在を確認し、クライアント証明書内のユーザー名に基づいてユーザーを認証します。クライアントに有効な SSL 証明書がない場合、Tableau Server は接続を拒否することができます。また、相互 SSL が失敗した場合はユーザー名/パスワードによる認証に戻るように、Tableau Server を構成することもできます。

## 認可

認可とは、認証が確認された後に、ユーザーが Tableau Server または Tableau Cloud 上で何にどのようにアクセスできるのかを示すものです。詳細については、[Tableau のガバナンス](https://help.tableau.com/v0.0/blueprint/ja-jp/bp_governance_in_tableau.htm)を参照してください。認可に含まれるもの:

- Tableau Server または Tableau Cloud でホスティングされているコンテンツ (プロジェクト、サイト、ワークブック、ビューなど) に対し、ユーザーが許可されている操作
- Tableau Server または Tableau Cloud が管理しているデータソースに対し、ユーザーが許可されている操作
- Tableau Server または Tableau Cloud を管理するためにユーザーが実行できるタスク (サーバーやサイトの設定、コマンドライン ツールの実行などのタスク)。

認可は、Tableau Server や Tableau Cloud 内で管理されます。認可は、ユーザーのライセンスレベル (Tableau Creator、Tableau Explorer、Tableau Viewer)、サイトロールと、具体的なエンティティ (ワークブックやデータソースなど) に関連付けられたパーミッションとの組み合わせによって決まります。プロジェクトチームは協力して、パーミッションモデルを定義する必要があります。Tableau Server 管理者やサイト管理者、または Tableau Cloud サイト管理者は、グループにパーミッションルールを割り当ててそのプロジェクトにロックします。パーミッションのカスタマイズでは、データソースへのアクセスやダウンロードから、パブリッシュされたコンテンツに対するユーザーの操作方法まで、より細かいパーミッション設定が可能です。

Tableau の直感的なインターフェイスにより、ユーザーを機能グループに関連付け、グループに権限を割り当て、誰がどのコンテンツにアクセスできるかを簡単に確認できます。グループは、サーバー上でローカルに作成するか、Active Directory からインポートして設定されたスケジュールで同期することができます。また、パーミッションビューは、ビジネスユーザーが独自のユーザーとグループを管理するときにも便利です。詳細については、[「パーミッション設定のクイック スタート」](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/qs_permissions.htm)、[「マネージド セルフサービスのプロジェクト、グループ、パーミッションの設定」](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/projects_data_gov.htm)、[「パーミッションのリファレンス」](https://help.tableau.com/current/server/ja-jp/permissions.htm)を参照してください。