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title: サイト固有の SAML の構成
collection: tableau
version: current
locale: ja-jp
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description: Configure site-specific SAML in a multi-site Tableau Server environment.
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# サイト固有の SAML の構成

マルチサイト環境でサイト固有の SAML はシングルサインオンの有効化を望み、同時に複数の SAML アイデンティティ プロバイダー (IdP) または IdP アプリケーションを使用している場合に使用します。サイト SAML を有効化すると、各サイトの IdP または IdP アプリケーションを指定したり、一部のサイトで SAML を使用し、他のサイトでは既定のサーバー全体の認証方法を使用するように構成できます。

全サーバーユーザーに SAML を使用して同じ IdP アプリケーションを通してサインインしてほしい場合は、[サーバー全体の SAML の構成](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/config_saml.htm)を参照してください。

## サイト固有 SAML 有効化の前提条件

サイトレベルで SAML のシングルサインオンを有効化する前に、以下の要件を満たしてください。

- Tableau Server アイデンティティ ストアがローカル アイデンティティ ストア用に構成されている必要があります。
    
     Tableau Server が Active Directory や OpenLDAP などの外部アイデンティティ ストアを使用して構成されている場合、サイト固有 SAML を構成することはできません。
- お使いの環境と IdP が一般的な[SAML 要件](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/saml_requ.htm)を満たしていることを確認してください。
    
    以下の一部の機能 (但し、これらに限定されるものではありません) は、サーバー全体の SAML 展開でのみサポートされています。
    
    - パスワードで保護されたキー ファイルは、サイト固有の SAML 展開ではサポートされていません。
- サイト固有の SAML を構成する前に、サーバー全体の SAML を構成する必要があります。サーバー全体の SAML を有効にする必要はありませんが、サイト固有の SAML にはサーバー全体の構成が必要です。[サーバー全体の SAML の構成](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/config_saml.htm)を参照してください。
- SAML 証明書ファイルの格納場所をメモしておいてください。[サーバーにおけるサイト固有 SAML のサポートの構成](#add-site-saml-support)場合にこの情報を提供することになります。
    
    詳細情報については、サーバー全体の SAML を構成するトピックの[「メタデータと証明書ファイルを配置する」](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/config_saml.htm#generate-metadata)を参照してください。
- Tableau Server をサービス プロバイダーとして IdP に追加する。この情報は IdP プロバイダーのドキュメントに掲載されています。
- サイト SAML IdP をホストしている PC と Tableau Server をホストしている PC とのシステム クロックが 59 秒以内であることを確認します。Tableau Serer には、Tableau Server PC と IdP 間の応答スキュー (時間差) を調整するための構成オプションはありません。

### サイト固有の SAML に関連するサーバー全体の設定

**リターン URL およびエンティティ ID:** サイト固有 SAML を構成している設定では、Tableau はこれらの設定に基づいてサイト固有のリターン URL とエンティティ ID を提供します。サイト固有のリターン URL とエンティティ ID は変更できません。これらの構成は、[サーバー全体の SAML の構成](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/config_saml.htm)に記載されているように、TSM によって設定されます。

**認証期間および応答スキュー:** サーバー全体の設定、最大認証期間、および応答スキューは、サイト固有の SAML には適用されません。以下の構成はハードコードされています。

- 最大認証期間とは、IdP から発行された認証トークンが有効である期間を指します。サイト固有の SAML のハードコードされた最大認証期間は 24 日間です。
- 応答スキューは、Tableau Server の時刻と、まだメッセージを処理できるアサーション作成 (IdP サーバーの時刻に基づく) 時刻の最大秒数の差です。この場合のハードコードされたサイト固有の値は 59 秒です。

**ユーザー名:** 必須。サーバー全体の SAML 構成属性に加えて、サイト固有の SAML 構成属性を "username" に設定する必要があります。

> **注:**サイト固有の SAML にサーバー全体の SAML の既定を使用して正常に動作させるには、wgserver.saml.idpattribute.username 構成キーを使用してサーバー全体の SAML に "username" という名前のユーザー名属性を設定する必要があります。サーバー全体の SAML に使用される IdP は、"username" という名前の属性でユーザー名を提供する必要があります。

![ID プロバイダーからの属性を照合するためのフォーム。](/tableau/current/ja-jp/server-linux/ja-jp/Img/saml_config_site_match_asserts_server_username.png)

**HTTP POST と HTTP REDIRECT:** サイト固有の SAML の場合、Tableau Server は HTTP-POST、HTTP-REDIRECT、および HTTP-POST-SimpleSign をサポートします。

## サーバーにおけるサイト固有 SAML のサポートの構成

上記の前提条件を満たした後、以下のコマンドを実行してサーバーがサイト固有 SAML をサポートするように構成できます。

1. [サーバー全体の SAML の構成](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/config_saml.htm)。少なくとも次の TSM コマンドを実行する必要があります (既にサーバー全体の SAML が構成済みである場合は、ステップ 2 に進みます)。
    
    `tsm authentication saml configure --idp-entity-id <tableau-server-entity-id> --idp-return-url <tableau-server-return-url> --cert-file <path-to-saml-certificate.crt> --key-file <path-to-saml-keyfile.key>`
2. サイトの SAML を有効にします。次のコマンドを実行します。
    
    `tsm authentication sitesaml enable`
    
    `tsm pending-changes apply`

### コマンドについて

`sitesaml enable` コマンドは、Tableau Server Web UI の各サイトの \[設定\] ページで \[認証\] タブを表示します。サイトの SAML をサポートするようにサーバーを構成したら、[サイトの SAML の構成](#site_saml_config_for_a_site)に進み、\[認証\] タブの設定作業ができます。

保留中の変更にサーバーの再起動が必要な場合は、`pending-changes apply` コマンドの実行時に、再起動が行われることを知らせるメッセージが表示されます。このメッセージはサーバーが停止していても表示されますが、その場合には再起動は行われません。`--ignore-prompt` オプションを使用してメッセージが表示されないようにできますが、そのようにしても再起動に関する動作が変わることはありません。変更に再起動が必要ない場合は、メッセージなしで変更が適用されます。詳細については、[tsm pending-changes apply](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/cli_pending-changes.htm#pending-changes-apply)を参照してください。

`pending-changes apply` の実行時に実行されるコマンドと設定を確認する場合は、まず以下のコマンドを実行します。

`tsm pending-changes list --config-only`

## サイトの SAML の構成

このセクションでは、Tableau Server または の設定ページの \[認証\] タブで表示されている設定手順について説明します。セルフホステッド Tableau Server インストールでは、このページは、サイト固有の SAML のサポートがサーバー レベルで有効になっている場合にのみ表示されます。

**注:** このプロセスを完了するには、IdP が提供するドキュメンテーションも必要です。SAML 接続用のサービス プロバイダーの構成や定義、またはアプリケーションの追加に関するトピックをご覧ください。

ステップ 1: Tableau からメタデータをエクスポート

Tableau Server と IdP との間に SAML 接続を作成するには、2 つのサービスとの間に必要なメタデータを交換する必要があります。Tableau Server からメタデータを取得するには、次の方法のいずれかを選択します。正しいオプションを確認するには、IdP の SAML 構成ドキュメントを参照してください。

- \[メタデータのエクスポート\] ボタンを選択して、Tableau Server SAML エンティティ ID、Assertion Consumer Service (ACS) URL、および X.509 証明書を含む XML ファイルをダウンロードします。
    
    エンティティ ID はサイト固有であり、サーバー上でサイト SAML を有効化したときに指定したサーバー全体のエンティティ ID に基づいています。例えば、`https://tableau_server` を指定した場合、サイトのエンティティ ID が以下のように表示される可能性があります。
    
    `https://tableau_server/samlservice/public/sp/metadata?alias=48957410-9396-430a-967c-75bdb6e002a0`
    
    Tableau が生成するサイト固有のエンティティ ID または ACS URL を変更することはできません。
- IdP が必要な情報を別の方法で求めている場合、\[証明書のダウンロード\] を選択します。たとえば、Tableau Server エンティティ ID、ACS URL、および X.509 証明書を別の場所で入力する場合です。
    
    次の図は、これらの設定が Tableau Cloud と Tableau Server で同じであることを表示するため編集しています。
    
    ![メタデータを取得するためのオプションを含むフォーム。](/tableau/current/ja-jp/server-linux/ja-jp/Img/saml_site_auth_step1.png)

ステップ 2 と ステップ3: 外部ステップ

ステップ 2 では、ステップ 1 でエクスポートしたメタデータをインポートするために、IdP アカウントにサインインし、IdP のドキュメンテーションが提供している手順を使って Tableau Server メタデータを提出します。

ステップ 3 では、IdP の文書はメタデータをサービス プロバイダーに対して提供する方法も示しています。メタデータ ファイルをダウンロードするように指示するか、XML コードが表示されます。XML コードが表示される場合は、コードをコピーして新しいテキスト ファイルに貼り付け、ファイルに .xml 拡張子を付けて保存します。

ステップ 4: Tableau サイトへの IdP メタデータのインポート

Tableau Server の認証ページで、IdP からダウンロードしたか、それが提供する XML から手動で構成したメタデータファイルをインポートします。

**注:** 構成を編集する場合は、Tableau が正しい IdP エンティティ ID と SSO サービス URL を使用できるようにメタデータ ファイルをアップロードする必要があります。

ステップ 5: 属性をマッピング

属性は、認証、認可、およびユーザーに関する他の情報を含みます。\[アイデンティティ プロバイダー (IdP) アサーション名\] 列内で、Tableau Server が必要とする情報を含む属性を入力します。

- ユーザー名またはメール: (必須) ユーザー名またはメールアドレスを格納する属性の名称を入力します。
- **表示名:** (オプション) IdP の中には、名と姓に別の属性を使用しているものや、フル ネームを 1 つの属性に保存するものがあります。ローカル認証で SAML を使用している場合、表示名の属性は SAML IdP と同期されません。
    
    IdP が名前を保存する方法に対応するボタンを選択します。たとえば、IdP が名と姓を 1 つの属性で組み合わせている場合は、\[表示名\] を選択して、属性名を入力します。
    
    ![Tableau Server のサイト SAML を構成するためのステップ 5 のスクリーンショット - 一致する属性](/tableau/current/ja-jp/server-linux/ja-jp/Img/saml_config_site_match_asserts_server.png)

ステップ 6: ユーザーの管理

既存の Tableau Server ユーザーを選択するか、シングル サインオンを承認する新しいユーザーを追加します。

ユーザーを追加またはインポートするとき、その認証タイプも指定します。ユーザーの認証タイプは、ユーザ―の追加後にいつでも \[ユーザー\] ページで変更できます。

詳細については、[サイトへのユーザーの追加](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/sites_addusers.htm)、[ユーザーのインポート](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/users_import.htm)および[ユーザーの認証タイプを SAML 用に設定する](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/users_set_auth_type.htm)を参照してください。

**重要:** サイト固有の SAML を使用して認証するユーザーは、1 つのサイトにのみ所属できます。ユーザーが複数のサイトにアクセスする必要がある場合、認証タイプをサーバーの既定に設定します。サーバー管理者によってサイト固有の SAML がどのように構成されたかによって、サーバーの既定はローカル認証またはサーバー全体の SAML のいずれかになります。

ステップ 7: トラブルシューティング

\[認証\] ページで提案されているトラブルシューティングの手順を開始します。それらの手順を実行しても問題が解決しない場合は、[SAML のトラブルシューティング](https://help.tableau.com/current/server-linux/ja-jp/saml_trouble.htm)を参照してください。