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title: パフォーマンス監視
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# パフォーマンス監視

パフォーマンステストのベストプラクティスを補うため、Mule Runtime Engine (Mule) がテスト中にコンシュームするリソースを監視します。それぞれの主なシステムリソースを監視するために最も重要なメトリクスと、CloudHub の監視で使用するツールについて以下に説明します。  
以下に示すリソース監視コマンドは、sysstat がインストールされている Linux OS で使用できます。

## [](#cpu-リソース)CPU リソース

負荷が増大すると CPU リソースが枯渇することがあります。これらのリソースはいくつかの方法で監視できます。その中から 2 つを紹介します。

- top コマンド: `top`  
    `%CPU`​ メトリクスは、CPU 使用量をコア数で割った値です。

![top コマンドによる CPU 統計情報](/mulesoft/current/ja-jp/mule-runtime/4.4/_images/mruntime-tuning-monitoring-top.png)

Figure 1. top コマンドによる CPU 統計情報

- sar コマンド: `sar -u ALL $INTERVAL $COUNT`  
    `$INTERVAL`​ はメトリクスを取得する時間間隔を指定し、​`$COUNT`​ は収集するデータポイント数を指定します。  
    注目すべき主なメトリクスは次のとおりです。
    
    - `%sys`​、システムレベル (カーネル) での CPU 使用量を表示
    - `%idle`​、CPU のアイドル時間のパーセンテージを表示

![sar コマンドによる CPU 統計情報](/mulesoft/current/ja-jp/mule-runtime/4.4/_images/mruntime-tuning-sar-cpu.png)

Figure 2. sar コマンドによる CPU 統計情報

## [](#メモリリソース)メモリリソース

ヒープやネイティブメモリ、オフヒープバッファなど、Mule によるメモリ使用状況を理解するため、メモリをいくつかの方法で監視します。その中から 2 つを紹介します。

- GC ログ  
    GC (ガベージコレクション) のログを有効にして、割り当てレート、オブジェクトの増大などの情報を入手します。また、ヒープでのアクティビティに関する情報も入手します。GC ログを有効にすると、ディスクオーバーヘッドが若干増大します。

![wrapper.conf](/mulesoft/current/ja-jp/mule-runtime/4.4/_images/mruntime-tuning-wrapper.png)

Figure 3. CG ログ wrapper.conf

- sar コマンド: `sar -r $INTERVAL $COUNT`  
    注目すべき主なメトリクスは次のとおりです。
    
    - `kbmemfree`​、使用できるメモリ量をキロバイト数で表示
    - `kbmemused`​、使用中のメモリ量をキロバイト数で表示
    - `kbcommit`​、現在のワークロードに必要な RAM またはスワップメモリの量をキロバイト数で表示

![sar コマンドによるメモリ統計情報](/mulesoft/current/ja-jp/mule-runtime/4.4/_images/mruntime-tuning-sar-memory.png)

Figure 4. sar コマンドによるメモリ統計情報

## [](#ディスクリソース)ディスクリソース

一部の Mule コンポーネントは、反復可能ストリームとして処理された大きなペイロードによって I/O (入出力) 要求が大量に発生し、リソースが大量に枯渇した書き込み操作やシナリオをログに記録します。ディスクリソースは sar コマンド ​`sar -d -p $INTERVAL $COUNT`​ を使用して監視します。

注目すべき主なメトリクスは次のとおりです。

- `await`​、デバイスを処理するために発行された I/O 要求の平均時間 (要求がキューに登録されていた時間と処理に要した時間の合計) を表示。
- `%util`​、デバイスの帯域幅使用量に対する、I/O 要求が発行されていた CPU 時間のパーセンテージによりデバイス飽和を表示。

![sar コマンドによるディスク統計情報](/mulesoft/current/ja-jp/mule-runtime/4.4/_images/mruntime-tuning-sar-disk.png)

Figure 5. sar コマンドによるディスク統計情報

## [](#ネットワークリソース)ネットワークリソース

Mule はネットワーク経由でいくつかのサービスと通信するため、ネットワークの使用量が飽和してボトルネックになることがあります。これを管理するには、使用できる帯域幅を把握し、使用量を監視する必要があります。これを行うためのシンプルは方法は、sar コマンド ​`sar -n DEV $INTERVAL $COUNT`​ を使用することです。

注目すべき主なメトリクスは次のとおりです。

- `rxpck/s`​、1 秒間に受信したパケットの合計数を表示。
- `txpck/s`​、1 秒間に送信したパケットの合計数を表示。

![sar コマンドによるネットワーク統計情報](/mulesoft/current/ja-jp/mule-runtime/4.4/_images/mruntime-tuning-sar-network.png)

Figure 6. sar コマンドによるネットワーク統計情報

## [](#cloudhub-の監視)CloudHub の監視

CloudHub 環境での Mule アプリケーションのパフォーマンスは、Anypoint Runtime Manager ダッシュボードまたは Anypoint Monitoring を使用して監視できます。

- Runtime Manager ダッシュボード  
    このツールは、メッセージ数やトランザクション数、CPU やメモリの使用量、そして過去 1 時間、過去 24 時間、先週といった特定期間のメトリクスなど、パフォーマンスの重要なメトリクスを可視化します。

![Runtime Manager ダッシュボード](/mulesoft/current/ja-jp/mule-runtime/4.4/_images/mruntime-tuning-runtimemanager.png)

Figure 7. Runtime Manager ダッシュボード

- Anypoint Monitoring  
    このツールは、リソースを視覚的に表現する組み込みダッシュボードやカスタムダッシュボードを使用して、パフォーマンスのメトリクスを追跡して可視化します。さらに、Anypoint Monitoring では、異常の検出、問題のトラブルシューティング、未加工データを見ているだけでは気付かないトレンドの表示なども行えます。

![Anypoint Monitoring ダッシュボード](/mulesoft/current/ja-jp/mule-runtime/4.4/_images/mruntime-tuning-anypointmonitoring.png)

Figure 8. Anypoint Monitoring ダッシュボード

## [](#関連情報)関連情報

- [top Linux コマンド](https://man7.org/linux/man-pages/man1/top.1.html)
- [sar Linux コマンド](https://linux.die.net/man/1/sar)